AWARDS東川賞

新人作家賞

上原沙也加
UEHARA Sayaka
沖縄県在住

受賞理由

受賞理由: 展覧会「The Others」(キヤノンオープンギャラリー1、INTERFACE - Shomei Tomatsu Lab.、2019年)に対して

1993 年沖縄県豊見城市生まれ。2016 年東京造形大学卒業。消費の対象として作り上げられた「沖縄」の記号的解釈による既存のイメージではなく、誰かの生活の延長線上にある地続きの場としての沖縄の日常の風景をとらえようとした卒業制作「白い季節」で、2015年度ZOKEI賞受賞。 卒業後、沖縄に戻り撮影を続ける。

東松照明の活動を顕彰し、沖縄における写真の知識と教養の向上を図り、写真に関わる人材を育成する諸事業を積極的に展開する「一般社団法人フォトネシア沖縄」が主催する、沖縄の若手写真家の個性を発見、提示する試みであるプロジェクト「沖縄写真タイフーン<北から南から>」で選ばれ、東京・沖縄の二会場にて展覧会「The Others」を開催(キヤノンオープンギャラリー1、INTERFACE – Shomei Tomatsu Lab.、2019 年)。 2016 年から 2019 年4 月頃までの約 3 年にわたり撮影された、身近な風景の中で出会う、ふと誰かの時間に触れるような瞬間や、ごく小さな生活の場所にも横たわる島の歴史や問題の層を見つめる一連の写真を展示した。

白日の下に照らし出されたモノの細やかな肌理や表情に焦点を当てることで、沖縄の風景のなかに立ち現れる記憶や傷跡を丁寧にとらえながら作品の制作を続けている。

作家の言葉

この度は思いがけず新人作家賞を受賞することになり、大変うれしく思っています。

受賞の対象となった「The Others」は私にとって初めての個展で、様々な方にお力添えをいただき開催することができました。皆さまに、心より感謝申し上げます。

写真には、ただそこにあるものが思考の手がかりとして立ち現れます。

私はこれから先も、あらゆる細部の忘却に抗い、隔たりと共に想像し続けるための実践として、写真を探求していきたいと思っています。

この度選んで頂いたことは、今後も撮影を続けていく上での大きな励みとなりました。

本当にありがとうございました。

「The Others」より
沖縄
2016-2019
「The Others」より
沖縄
2016-2019
「The Others」より
沖縄
2016-2019
「The Others」より
沖縄
2016-2019
「The Others」より
沖縄
2016-2019
「The Others」より
沖縄
2016-2019